MENU

レストレスレッグス症候群とは?

 

レストレスレッグス症候群とは?

レストレスレッグス症候群とは、主に脚を中心に様々な不快な症状が現れる病気です。その症状はふくらはぎ・太もも・足首に出る事が多いですが、脚だけでなく腕や顔などに出てくる場合も多々あります。

 

足の外側ではなく内部から不快な感じがし、足がむずむずする・脚を動かしていないと落ち着かない感じがする・火照る・掻き毟りたくなるといった感覚が現れます。

 

レストレスレッグス症候群の特徴

 

これに加えて大きな特徴があり、夕方から夜にかけて症状が強く現れたり、寝る時にかぎって症状が現れてきたりする事があります。症状の出方には多少個人差があり、大抵は両方の脚に症状が出るのですが、稀に片足にだけ症状が現れる事もあります。

 

夕方〜夜にかけては座ってくつろいだり、寝転がっている時に症状が強くなったりします。座ったり横になってから一時間以内に症状が出てくる事が多いので、長時間座っているのが大変苦痛になります。そのため仕事や公共交通機関での移動の際にかなり苦労する事も多々あります。

 

症状が出ても足をさすったり、軽く脚を動かしたり歩いたりすると一時的に症状が軽くなったり治まったりします。このように症状が特徴的なので、上記に当てはまるようならばレストレスレッグス症候群の可能性があります。

 

この症状は脚にむずむずとして症状がある事などから「むずむず脚症候群」と呼ばれていたり、脚を動かしたくて仕方がなくなってしまう事から「下肢静止不能症候群」とも呼ばれています。ちなみにレストレスの意味にはそわそわした・絶え間なく動くという意味があります。

 

レストレスレッグス症候群の症状がでたら病院へ

 

レストレスレッグス症候群の症状がでたら病院へ

そんなレストレスレッグス症候群ですが、この病気には一応治療方法が存在しています。日常生活に支障が出てしまう困った病気ですが、原因不明で有効な治療法が無い病や不治の病に比べればある程度希望が持てます。

 

日本国内でレストレスレッグス症候群を患っている患者は2%〜4%存在していると言われています。およそ200万人〜400万人程度がこの症状で不便を感じているわけですが、治療が必要なほど重症化しているのは70万人程だと言われています。男女別に見ると女性の方が罹患率が高いとされています。

 

また、年齢別では年齢が高くなるにつれてレストレスレッグス症候群になる率も高くなるという調査結果が出ています。この病気は初めのうちは大した事ないと思っていても、後々症状が悪化してしまう事があります。だんだんと症状がひどくなり、果ては日中にも症状が出てきてしまうようになるかもしれませんので、ある程度症状が気になり始めたら病院で診てもらいましょう。

 

レストレスレッグス症候群の原因

 

レストレスレッグス症候群の原因

レストレスレッグス症候群は原因が明らかではない一次性のものと、病気や妊娠が原因で引き起こされる二次性のものとに大きく大別されています。二次性の場合はリウマチ・糖尿病・パーキンソン病・鉄欠乏性貧血・末期の腎不全などが原因となります。

 

一次性は原因が不明ですが、最近の研究などから様々な仮説が立てられています。神経細胞の異常・鉄分不足・遺伝的なものなどが考えられ、この説をもとにしてレストレスレッグス症候群の患者の治療が行われています。

 

ドーパミンの働きの低下

 

脳内物質であるドーパミンの働きが低下してしまうと症状が現れると言われており、このドーパミンを作る為に必要なのが鉄分になりますから、これが不足すれば当然ドーパミンの量が少なくなってしまい、レストレスレッグス症候群の原因となります。

 

遺伝子

 

研究の結果、家族や近しい親族にレストレスレッグス症候群の患者がいると同じようにこの病気になりやすいとわかってきています。近年、遺伝子研究が急激に進歩している中で、この病気に関係する遺伝子も発見されています。

 

レストレスレッグス症候群の治療法

 

レストレスレッグス症候群の治療法

レストレスレッグス症候群は日常生活に支障をきたすほど症状が出ている場合には薬物療法で治療をしていきますが、比較的軽度のうちは非薬物療法で対処していく事も多いです。

 

非薬物療法は薬を使わず、悪い生活習慣を改善する事で症状の改善を目指している方法です。

 

鉄分の補給

 

その中でもドーパミン生成に関わる必須の栄養素である鉄分の補給は重点的に指導され、必要に応じて鉄剤が処方される事もあります。女性は月経などで鉄分不足になる事も多いので、鉄分が含まれている食品を積極的に摂らなければなりません。

 

その鉄分が体に効率よく吸収できるようにするために、他の栄養もバランス良く摂るように指導される事もあります。また、他の病気が隠れている場合もありますし、服用している薬の副作用で引き起こされている可能性があるため、医師に診察を受ける場合には服用している薬についても話しておく事が大事です。

 

日常的に摂取している嗜好品に注意する

 

日常的に摂取している嗜好品の中にもレストレスレッグス症候群を悪化させてしまうものがあります。カフェインやアルコール・タバコなどはその筆頭で、特にカフェインは鉄分の吸収を妨げてしまうので摂りすぎには要注意となります。

 

アルコールや喫煙も、レストレスレッグス症候群に限らず様々な病気の原因につながってしまうので気を付けましょう。

 

睡眠改善

 

睡眠改善

非薬物療法では睡眠に関しても改善をしていかなければなりません。規則正しく就寝と起床をするように心がける事が大事です。夜寝る前は軽く歩いたり脚のマッサージをするのが良いとされていますが、激しい運動は逆効果となってしまうのでほどほどに行いましょう。

 

何かに集中している時には症状が感じにくくなる事が多いため、家で出来る良い趣味を見つけて没頭する事で気がまぎれる場合もあります。

 

薬物療法

 

非薬物療法で症状が改善できなかったり、既に日常生活にかなりの支障が出てしまっている場合は薬物療法をする事になる可能性が高いです。

 

その場合は飲み薬や貼り薬などを長期的に用いながら治療が続けられていきます。しかし薬の種類によっては長期的に使う事でリスクを伴う事もあり、薬を使わなくなったら前より症状がひどくなってしまうといったケースもあります。

 

レストレスレッグス症候群に有効な薬が体に合わなかった場合は他の薬で対処していく事もあります。この症状は薬を短期間服用するだけで治るという種類のものではないため、長期間ゆっくりと時間をかけて病気と付き合って行かなければならないのです。

 

最後に

 

最後に

その為に必要なのは医者選びで、自分の望む方向と医者の方針が一致している事が肝心です。自分が日常生活に様々な支障をきたしてしまっていて、すぐにでも薬物療法を行ってほしいのに、医者の方針でいつまでたっても非薬物療法しか行ってくれないようでは困りますよね。

 

また、睡眠障害が出ているからといって睡眠導入剤を処方し、根本的な解決に至らない医者に通い続けるのも問題です。しばらく病院に通ってみて、自分の望む通りの結果が得られない場合には、睡眠障害専門医や神経内科・精神科をいくつか受診してみましょう。